「上手くいっていること」に敏感になる
記念すべきブログ執筆2日目。
本日は朝6:30から会議を行いました。
すごい会議では会議を行うとき、必ず最初に「今、上手くいっていることは何か?」と全員に聞きます。
上手くいっていることを共有する意図は2つ。
・雰囲気が良くなる
・目の前にあるチャンスを発見できる
「雰囲気」っていうのは、会議ではとても重要です。
お葬式の最中に、「聞いてくれ!素晴らしいアイディアを思いついたんだ!」って大声で叫べる人は相当肝っ玉が据わってる人です。
多くの人は、厳かで、暗い雰囲気の中ではアイディアを出し合うなんて出来ません。
一方で、一般的な会議では、社長が恐い顔していたり、全員が目の前の資料ばかり見つめてダンマリなんてことは日常茶飯事なものです。
うちの社長は、自分の得意技をジョークだと言っています。
関西生まれなのもあって、会議の半分くらいがジョークで構成されています。
嘘です。3分の1くらいです。
一度、笑い声が大きすぎて近隣住民からクレームが来たことがあります。
でも、それくらい意図的に会議の雰囲気を創っています。
僕のお客様でも、成果の出ている会社は雰囲気がむちゃくちゃいい。
全員真剣でまじめだけど、超明るくやっている。
話しやすい方がいいですよね、やっぱり。
目の前にあるチャンスを発見できるっていうのも、上手くいっていることを共有すると得られる効用です。
面白い話が合って、
アメリカのThe Global Language Monitorが、2013年にweb上で最も使われた単語トップ10を発表しました。
1番は何だったと思います?
なんと1位は「404」。( ちなみに2位が「fail(失敗)」)
「404」は、ページが既に削除されていたりとか、リンクが存在しない場合に表示される数字ですね。
いわゆる「お探しのページは存在しません」というやつ。
誰しも一回は見たことがあるかと。
僕らは圧倒的にページ先に飛べることの方が多いはずです。
しかしながら、一番使われている単語は、エラー、を意味する「404」なんですね。
もしページに飛べるたびにサイト上部に「success!」や「5678」と表示されるようになれば、間違いなく単語トップは入れ替わるでしょう。
でも、僕らはページに飛べてもそれを「上手くいった」とはとらえずに、「当り前だ」って考えて、無意識にスルーしてるんですねぇ。
すごい会議に入りたてのころ、ある会議で大コケしました。
すごく気持ちが落ちていた時に、先輩コーチから「何が上手くいきましたか?」って聞かれたんですね。
「上手くいったことはありません。」と即答したら、
「そんなわけないでしょ。無限にあるから。」と言われました。
そこで「何がうまくいったかなぁ」 とウンウン考えてみたら、
「挑戦したことでいろんな気づきが持てたな」とか
「あの参加者は他の参加者より満足度が高かったな」とか。
判断せず考えてみたら、意外にも出てくる出てくる。
そうしたら、自分の中で
「あの満足度高かった人に話をもう少し聞いてみよう。よかったところを聞けば、それを次に活かせるかもしれない。」
と新たなアクションが生まれました。
世の中の多くの人は「上手くいっていること」よりも「上手くいってないこと」に対して敏感です。
でも、実は人がつかんでいるリソースっていうのは数限りなくあって。
それを「当り前」と見るか、「チャンス」と見るかの違いなんだと思います。
ある有名な経営者は毎朝、「今日も地面があって良かった」と感謝するそう。
あなたは死なない限り、いつでも、全ては上手くいっている。