好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

ほめる必要はない。承認すればいい。

記念すべきブログ6日目。

3日坊主で終わらなかったことが本当にうれしいです。

「ブログを書く」っていうアクションが出来ていれば、有名ブロガーになるためにはあと「読者を増やす」ってことが出来ればいいので。

 

今も毎日100アクセスくらい頂いています。

読んでくれている方がどれくらいいるか分かりませんが、「アクセスがある」っていうことが励みになってます。

ありがとうございます。

 

GW中は本をたくさん読んでいます。

昨日読んだ本で面白かったのはこち。

コーチングのプロが教える「ほめる」技術

株式会社コーチ・エィの取締役社長である鈴木義幸さんが書いた本です。

「ほめる」と「承認する」がこの本では区別されてます。

“ほめる技術”とありながら、書かれていることは、承認(アクナレッジメント)の技術です。

 

「承認する」って行為が本当にすごいなーって思うのは、

「ほめる」ところが一切なくても成立すること、

それでいて「ほめる」こと以上のエネルギーを相手に与えられるところです。

 

 

 

よくマネージャー研修の場で参加者から「部下をほめるところがないんです」と言われます。

しかし、「承認する」っていうのは、ほめるところがなくても使えます。

 

例えば、部下がある仕事で大失敗した場合になんと声をかけますか?

ほめようとすると、「本当は思っていないけど、いいこと言わなきゃ!」となります。

口から出てくる言葉も嘘っぽくなりがちです。

 

承認なら一言、「このチャレンジを引き受けてくれてありがとう。」で成立します。

この承認は、なんとか引き出したものでも、嘘でもありません。

部下の子にとっては何らかのチャレンジだったから失敗したのです。

「承認」は、それに良い悪いのラベルを付けず、ただそれを認め感謝します。

 

 

 

承認される方は、「別にそんなこと言われても・・」と思うかもしれません。

ただ、「心からの承認」は「心からの称賛」と同じくらい相手にエネルギーを与えます。

 

私の大好きな書籍である、カーネギーの「人を動かす」。

そこで述べられている最も大事な原則は「相手に自己重要感を持たせること」だそうです。

ある飲食店では、店長が始めと終わりにスタッフ全員と握手をしたことで、売上が増加したとか。

自分が「認められている。」と思うだけで、「結果出すために頑張ろう!」と思えますもんね。

 

 

 

 

「承認」は、自分自身に対しても効果的です。

 

私は毎日セルフコーチングしてるのですが、時に

「あれ?今日ほとんど仕事出来てないな。」

と思う時があります。

 

そんな時に、

「このクズ野郎。お前の今日の一日をスラムの子供に譲った方が何十倍も有意義だったぜ。」

と自分を卑下することもできます。

 

一方で、「承認する」ことを意図的にすると、

「でもコレとアレは今日終わらせられたね。」とか、

「仕事できてない、って思えてるね」と考えられます。

 

私がクヨクヨしないのも、終わったことはとにかく「承認」して、未来のことを考えられているからかもしれません。

 

承認を表す「OK」の由来の一説は、アメリカ大統領アンドリュージャクソンが承認する際に「All Correct」と言ったことから。

全て正しい。だから全部認めてあげればええんです。