好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

魅力的なリクエストを生み出す

記念すべきブログ13日目。

アロハ!今日もいい日です。

f:id:rukkas-interneet:20170513185634j:image

本日は朝4:00に起きて、トライアスロンのトレーニング。

昨日は海で死にかける思いを何度もしましたが、本日は先輩コーチのサポートもあって、500m以上泳ぐことに成功!

バタ足をやめたことで、体力も充分温存できました。

 

明日の朝は1km遠泳に挑戦!

泳ぎさえなんとかなれば、その後は気力勝負です。

と、余裕ぶっていたところ、先ほどの飲み会で「チームに分かれて合計タイムで競う」勝負をすることが決まりました。

完走を目的としていた私に、負けられない戦いが生まれました。

今から本番が楽しみですね。

 

 

 

 本日はすごい会議での全体会議の日です。

毎月1回、すごい会議のコーチ達が集まって、クライアントインパクトのための問題解決や、個々人の成長のためのトレーニングをしております。

そんな全体会議も5月はホノルルで実施。

綺麗な海を眺めながら、気のいい会議を行ないました。

 

そんな中での一幕。

あるコーチが、他のコーチに対してリクエストしました。

 

我々にはリクエストの文化があります。

目標達成のために、誰かに何らかの行動を期待する際に、(たとえ先輩であろうとも)躊躇なくそれを伝えます。

関係性等を考えて遠慮し合わない、目標達成に忠実なすごい会議ならではのコミュニケーションの形。

私も大好きな文化です。

これまでも3食の食事より多く、リクエストしてきました。

 

本日もいつも通りリクエストを行なった、1人のコーチ。

しかし、他のコーチ陣の何人かは怪訝な顔をしています。

あるコーチが、リクエストしたコーチに言いました。

 

「○○さん、"お願い"はせず、"リクエスト"をしてください。」

 

 

 

そのコーチが言うには、「お願い」と「リクエスト」には区別がある、と。

『お願い』は、相手以外の誰かから生み出しされたものです。
前提としてそこにはfor me(私がやりたくないからあなたにして欲しい)の文脈が起こりやすくなります。


対して『リクエスト』は、相手の内から生み出されてなければ成立しません。

なので、for you(あなたにとっても価値があるんですよ)の精神が存在しています。

 

あなたは『お願い』されて、積極的に動きたいと思えますか?

大きなプロジェクトを成す人は、「のび太くん」のようにドラえもんに泣きついて渋々動いてもらうわけではなく、大きなヴィジョンや相手のwantを引き出して、相手がそれをしたくてしょうがない状態にしています。

「"お願い"はせず、"リクエスト"をしてください。」とは、受けた相手の内から勝手に湧き上がるような要求を言ってくれ、と言うことでしょう。

 

 

 

振り返ってみると、私もメンバーに何かをリクエストする際に、自分がやりたくなくて代わりにやってほしいことを伝える、「なんちゃってリクエスト」をよく使っておりました。

自分が逆の立場に立った時に「俺は小間使いかよ」と感じるものもいくつか思い出します。

そして、そういったものはほとんど実行されません。

 

相手からの「アクション」が引き起こさせるために、私は
その人の強みや興味関心を元に「リクエスト」しているのか。

そのアクションが成功した先の未来にワクワクさせられているのか。

 

改めて見つめ直し、魅力的なリクエストを生み出せる。

そんなことに気づけた、最高の全体会議でした。

マハロ!