好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

「私」ではなく「私たち」で考える

記念すべきブログ16日目。

帰国しました。

非日常での生活は感度が鋭くなるのか、普段より気づきが多かったです。

とても充実した5日間でした。マハロ!

 

 

 

本日は「私」と「私たち」の違いに関して。

 

ある女性コーチは、トライアスロン直前、

総勢40名ほどのコーチ全員が入っているLINEで

 

「いよいよ当日がやってまいりました!!!
全員生きて、自分のペースでベストを尽くして
完走後の感動を体験しましょう!」

 

というメッセージを共有しました。

  

そこには、「私」ではなく、「私たち」でゴールしよう、という姿勢がありました。

 

 

 

「私」で考えたときと、

「私たち」で考えたときには、

行うことも起きる結果も変わってきます。

 

恥ずかしながら私はトライアスロンに関して、

「とにかく私はゴールしよう」という姿勢でいました。

「私」で考えている私は、自分のレースのことで頭がいっぱいでした。

 

同じようにトライアスロンに来ているコーチの中には、

・レース前の体の整え方に関してアドバイスをくれるコーチ

・自分の練習の時間を私や他のコーチのトレーニングサポートにあててくれるコーチ

・レース中にすれ違うたびに声をかけてくれるコーチ

 と、自分以外のメンバーのために積極的に動くコーチが何人もいました。

 

先ほど共有した女性コーチもその一人です。

彼女は今回のトライアスロンは初参加でした。

その女性コーチはゴール直前、今にも倒れそうになりながら、必死でランを続けていました。

 

私の中でもその時、彼女の

全員生きて、自分のペースでベストを尽くして
完走後の感動を体験しましょう!」

の言葉が何度も思い出されました。

 

コーチの中で一番最後に来た彼女がゴール前に走ってきたとき、

総勢27名の走り終わったコーチが全員で彼女への応援をしていました。

結果として、今回のホノルルトライアスロン、全員で完走することが出来ました。

 

 

 

かの有名なP・F・ドラッカーさんは

「優れたリーダーは、“私”とは言わない。いつも、“われわれ”を考える。」

「彼らは、自分の仕事がチームを機能させることだということを知っている。」

「そこから信頼が生まれ、なされるべきことがなされる」

と言っています。

 

どんな時であっても、「私の大成功」はもちろん、

「我々の大成功」を考える。

そこからオーナーシップや、チームワークが生まれてくるのだと思います。

 

ホノルルで最後の朝食を取っていた本日の朝、

お世話になっている先輩から、

「この5日間で薫がみんなより先に動いたのを見ていない」と言われました。

 

この言葉を言われたとき、少なくともホノルルでの私は、

「私がどうにかなればいい」の姿勢に近いものだったのではないかと認識しました。

 

ということで、私にもこの領域は大いに開発の余地ありです。

まだまだ成長します。ワクワクしますね。