「機能」と「ツール」の掛け算がビジネスを創る
記念すべきブログ27日目。
本日は、いとこの結婚式に出席してきました。
結婚式場は、町が一望できる高台に建つ協会。
素敵な会場で、素敵な食事に舌鼓しました。
結婚式をこうした空間でやるだけでも、結婚する2人の素敵な未来が見えてきます。
すごい会議でも、会議を行う部屋にとてもこだわります。
時には、わざわざリッツ・カールトンのスペースを借りて会議を行うほど。
気のいい場所でやる理由は、アイディアが出やすくなるからなのはもちろん、
会議中から、素敵な未来がどんどん見えてくるからかもしれませんね。
今日は「機能」の話の続き。
時計の話をした後、その先輩コーチに付き添って美容院に向かっていた車の中。
「機能」の話ばかり考えていた私は、先輩コーチが車の中で音楽を聞いてたので、ふと
「先輩にとって音楽の機能って何ですか?」
と聞きました。
音楽の機能も色々あります。
ある人にとってそれは「リフレッシュする」という機能かもしれないし、
「コンテキスト(雰囲気)を変える」ものかもしれません。
僕にとって音楽はそれに近くて、「戦闘前に気持ちを高ぶらせる」ものです。
なんにせよ私たちが音楽を聞くのは、そこから何かを得るためなのです。
一般化すると、私たちが持つニーズに対して、人はある機能を持つツール(手段)で持ってそれを叶えようとします。
そしてある「機能」をもたらす「ツール」が、世の中で扱われてるビジネスです。
(例:「一流として振る舞える」という機能をもたらす「時計」=ロレックス)
図にするとこんな感じでしょうか。
横軸が「ツール」で、縦軸が「機能」です。
Apple musicとか、spotifyは、いつでもどこでも雰囲気を変えられる素晴らしいツールというのが私の認識です。
で、前回も言ったように、「機能」は一つではありません。
もしそこに新しい「機能」を付与できれば、それは「価値の再定義」になります。
音楽に「作業効率を変化させる」という機能を再定義すると、もしかしたら「あなたの会社の生産性を変える音楽コンサル」というビジネスができるかもしれません。
一方で、同じ機能を新しいツールで行う試みは「機能の展開」になります。
例えば、「ツール」を「家」に変えると、「音楽に合わせて色を変える部屋」という音楽の機能の展開が始まります。
では、「新しい機能」をもたらす「新しいツール」が出たとしたら?
それが世の中で言われてるイノベーションではないでしょうか。
というような、「世の中のイノベーションが生まれる構造ってどんなプロセス?」というモヤモヤが私の中で一定程度解消されたお話でした。
あってるかもしれないし、全然違うかもしれないので、これを使って色々作ってみます。
果たして「機能」と「ツール」の4象限は、私にイノベーションをもたらすのか。
最後に。
このことは2ヶ月ほど前から時に考えてました。
考え始めるきっかけになった記事がこちらです。
(またまた優良記事ですが、お金を払ってもいいくらい素晴らしい話)
この記事の中で書かれていた4象限の意味がよく分かっていなかったのですが、『分野』を『機能』と置き換えると私の中でとてもすっきりしました。
人によって、理解しやすい言葉が違う、そんなことにも気づけました。
石川さん、いつもありがとうございます。