好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

「お願い」と「リクエスト」の違い

記念すべきブログ28日目。

本日は長野から東京へ戻り、Start venture festivalというイベントに行っておりました。

 

有名なベンチャー企業が数多く揃う場で、先日立ち上げた学生団体BRATでピッチプレゼンに出場させてもらいました。

 

結果として、いくつかの会社様との素晴らしい繋がりや、自分よりずっと能力のある学生さんとの出会いがありました。

この場を借りてお礼申し上げます。

 

 

お願いとリクエス

 

さて、本日扱うディスティンクション(区別)は、頼み方に関する区別で、「お願い」と「リクエスト」です。

この2つには違いがあります。

 

頼み方はほとんど同じなので、一見すると分からないのですが、頼む際の在り方が異なります。

「お願い」はfor me(私にとって価値がある)の在り方になります。

「リクエスト」は、for you(あなたにとっても価値がある)の在り方になります。

この2つの在り方がどんな違いを生むのでしょうか。

お願いをすると、お願いをされた方は、「お前の都合で俺の時間を奪うのか」という気持ちになりやすいです。

一方で、お願いした側も、自分の都合であることが分かっているので、心がすり減りやすくなります。

結果的に、お願いをすると、お互いの心が磨耗します。

 

リクエストをすると、自分は相手のために言っているので、依頼に自信が持てます。

そして相手も、自身にとって素晴らしい提案をもらえたことに感謝します。

結果的に、リクエストはお互いがお互いに心がパワフルになります。

 

その依頼が、「お願い」か「リクエスト」かの判断基準は、どちらもパワフルになっているかどうかです。

 

 

リクエストを意識する

 

私も気をつけていながら、ついつい「お願い」をしてしまうことがあります。

 

本日のイベント、ピッチに出る条件として集客のお手伝いもしておりました。
素晴らしいイベントなので、集客するのは全然構いません。

しかし、ノルマがあったために、for meの在り方が出た「お願い」を多くの方にしていました。
そのため、いわゆる集客疲れという、心が磨耗した状態に落ちていました。

 

すごい会議では、基本的に「リクエスト」を扱います。

お互いを磨耗させる「お願い」は誰もされたくないですからね。

 

ただ、先日気づいたことですが、「お願い」にも効果的なことがあります。

 ある条件が成立する時には、「お願い」も強い効果を発揮するのですが、それはどんな時だと思いますか?