好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

営業力と商品力

記念すべきブログ35日目。

私達は毎日facebookに俳句を上げています。

俳句は、17音という短い言葉の中に心情を込めるという点で、言葉を扱う仕事の私たちにピッタリです。

 

今日は、そのレベルアップのために、朝一で句会。

1人が決めたテーマに合わせて、2分間で句を作ります。

その後、人気投票。

これを40分の間に7回行いました。

 

短い時間の中で句を作るので、当意即妙の力がむちゃくちゃつきました。

俳句は詠めば詠むほど頭の中にボキャブラリーが蓄積されるので、段々と詠むのが楽しくなります。

眼に映るものから自然と句を作る、そんな俳人に私はなっています。

 

 

 

その後、昨日に続き、会社の問題解決会議。

今日は新製品の問題解決を行いました。

 

これまで私たちは、一人一人の営業力にスポットを当てて問題解決を行なってきました。

営業力を上げるためのトレーニングやセールススクリプトの作成。リード数増加のための交流会戦略などです。

しかしながら、なかなか思うように結果が伸びず。

今日の会議でも、セールスに関してのブレイクスルーポイントは見えていませんでした。

 

そんな時、あるメンバーが

「商品に関する問題解決を今ここで扱いましょう」

と言いました。

新商品自体のクオリティに関しては、個々人で改善は行なっていましたが、全員で扱うのは初です。

今のお客様の声を元に問題解決をしてみると、想定以上に開発のポイントがたくさん見えて来ました。

 

 

 

 Corporate Executive Boardの調査によると
B2B顧客の購買の意思決定の57%がサプライヤに会う前に商品を決めている」
そうです。

これはもちろん、顧客とサプライヤ側の事前の関係性の話も指しているのですが、それだけでなく商品そのものの魅力も含んでいます。

 

考えてみてください。

商品が、抵抗できないほど魅力的であれば、何を持って断る理由が出てくるのでしょうか?

 

特に新商品の場合、生まれたての赤子のようなもので、たくさんの成長ポイントがあります。

どれだけ売ろうと思っても、商品が赤ちゃんのままじゃなかなか買ってもらえません。

成長して素晴らしい製品になるために、絶えずお客様の声と私達の期待に基づいて問題解決するのはとても効果的です。

 

 

 

もちろん、営業力にも開発のポイントはたくさんあります。

一方で、「営業力」 の問題解決ではなかなかブレイクスルーが見えていない時は、「商品力」に焦点を当ててみるのはいかがでしょうか。

当たり前のことなのかもしれませんが、普段意識外にあると気づかないことなのかもしれませんね。