好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

本のディスティンクション

記念すべきブログ36日目。

本日は朝一で会議をしたのち、色んな学生や企業の方とお会いしました。

夜には、News picks主催のホリエモンの講演会へ。

勝手に口が動いて質問すると、すごい深い気付きが得られることが分かりました。

またぜひ行きたいですね。

 

 

 

さて、私は毎日本を読んでいます。

多いときは1日に10冊を読むときがあります。

最近はaudibleを本の代わりに聞いたり、news picksのようなメディアの良質な記事を一気読みすることも多いですが、それでも本には毎日触れるようにしています。

 

知識は多くの気づきや行動変容のきっかけを与えてくれます。

学生の時に組織をまとめていた時も、ビジネスを始めてからも、何度も本から得たものに救われてきました。

そして、それはこれからも同じはずです。

 

しかしながら、私はある時期、ずっとビジネス書に偏っていました。

それこそ、「MBA」とか、「営業ノウハウ」とかの本ばかり読み続けていました。

それはそれで違いがすぐに現れるので嬉しいのですが、どうにも私に「深み」が出ていない気がしていました。

 

 

 

本によって持つ機能が変わってくると思います。

ビジネス書やノウハウ本は「明日使えるtipsを手に入れる」ことが機能にあるわけです。

思想家のソローは

「私は読み終えた本を横に置き、その教えを実践に移さなければならない。 読書に始まり、行動で締めくくるのである。」

と、読書からの行動の重要性を述べています。

 

一方で、教養書や思想本というのは、「物事の本質を深める」ことが機能です。

その場で行動に現れないかもしれませんが、含蓄として己の中に蓄積されていきます。

ジョン・ロック

「読書は単に知識の材料を提供するだけである。それを自分のものにするには思索の力である。」

と言っています。

 

 

 

どちらの本を読めばいい、ということではありません。

今のビジネスで結果を出していくためには、ビジネス書や実用書は大きな力を与えてくれます。

一方で、新たなビジネスの発掘や、横断的な機会・脅威に備えるためには、教養書や思想書は優れた洞察を与えてくれるはずです。

 

普段生活しているときは、現在重きを置いている領域に偏るかもしれませんが、

重要なのは、今自分がどの領域を読んでいるのか把握していることではないでしょうか。

 

本に関するディスティンクションは、様々なものがあると思います。

面白い、効果的な分け方があったらぜひ教えてください。

とりあえず、私はソクラテスと対話してきます。