好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

内容だけでなく、雰囲気も伝わる

記念すべきブログ38日目。

本日は、大阪から名古屋に立ち戻り、実家と友人に会うゆったりした日でした。

午後からは用事を片付けに、通っている大学に寄りました。

せっかくなので以前所属していた学生団体の溜まり場に行くと、大学の後輩達に出会いました。

実に2ヶ月以上はもう会っていません。

 

ガチャ  

私「みんな久しぶり!」

後輩「あ、先輩お久しぶりでーす。」

 

・・・すこし軽くないですか?

もっと「せんぱーい!」って言って抱きついてきてもいいものですが、みな挨拶したらすぐ作業に戻っていました。

 

やっぱり「期待」というものは常に裏切られるものですね。

でも、中にはブログを読んでくれてる子とかいて、嬉しかったです。

 

 

 

ちょっと鬱陶しがられながらも、後輩と会話してること30分。

ある後輩からこんなことを言われました。

後輩「先輩、すごく話を聞いてくれるようになりましたよね。」

 

私「そうかな?確かにコーチングを始めてから聞き方は勉強したよ。」

後輩「話に答えてくれるのもそうなんですけど、本当に聞いてくれてる感じがするというか。」

後輩「雰囲気が違います。」

 

なるほど。

コンテンツだけではなくて、コンテキストにも気付くとは、できた後輩です。

どんな先輩のもとで育ったのか教えて欲しいですね。

・・・まぁ、僕が直接関わったの半年くらいなんですけどね。

 

 

 

閑話休題

すごい会議では、コンテンツとコンテキストを区別しています。

コンテンツとは、内容です。

一方で、コンテキストとは、「文脈」という意味ですが、ここでは「雰囲気」と扱いましょう。

(「文脈」で扱う時の話はまた別の機会に)

 

例えば、

「○○さん、あの書類出来ましたか?」

と聞いたとします。

ある上司は、すごい怖い顔をして低い声で言い、

ある上司は、穏やかな顔でゆっくりと言います。

 

ここでの「書類出来ましたか?」というのはコンテンツは同じなのですが、その言葉を言う「雰囲気」によって受け取る方の印象は全く異なったものになります。

 

 

 

 後輩がGETしたものも、私が発する言葉(コンテンツ)ではなくて雰囲気(コンテキスト)のことだったのだと思います。

私は以前は、「うんうん」と人の話を聞きながら、雰囲気は全く聞いてない感じを出していましたから。

 

コーチを始めてから、コンテンツだけでなくコンテキストを鍛える練習もしていました。

気づいてもらえたのはとても嬉しかったですね。

 

・・・そういえば、「あ、先輩お久しぶりでーす」のコンテンツには、「久々に会えて嬉しい」というコンテキストは乗っかっていませんでしたね。

コンテキストの鍛え方を教えてくれば良かったかな。

 

やめましょう。嫌な先輩です。笑