好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

発言のフォーマット

記念すべきブログ46日目。

本日は午前中に大阪のお客様の進捗会議のサポート。

午後からは名古屋でイケてる経営者や同年代の仲間と話しました。

 

1人考えてるとアイディアが煮詰まって何も出てこない時があるんですけど、人と会って話すとポンっと解決策が出てくることが多いです。

考えていることに合わせてアイディアを貰えること以外に、自分の視点の外側から意見をくれるので、「あぁ、確かにそんな方法あった!」と灯台下暗しなアイディアが浮かびます。

 

本だと、意図的に自分の思考の枠の中で読んでしまいます。(自分の考えの中で事例を捉えたり)

なので、思考の外から衝撃を受けたような感覚は起きづらい気がします。

なので、私にとって(特に自分とは全く関係ない分野の)人と会うというのは、結構大事です。

 

 

 

私がすごい会議をお客様に提供している時、なかなかお客様に受け入れてもらえないものとして、「発言をフォーマット通りに話す」というのがあります。

 

すごい会議には「発言のフォーマット」というものがあります。

例えば誰かの意見に対して提案する時、

「提案があります。○○を☆☆にしてください。なぜならば〜だからです。」

といったように、先に結論を述べてから、その後に理由を簡潔に述べます。

 

会議で提案がある際に、理由をダラダラ述べて、長く話した挙句に結局何が言いたいのか分からないということが起きています。

結論も、途中で言ったり、最後に言ったり。人間はどこで結論が出てくるか分からないと混乱するようです。

 

この提案のフォーマットを使えると、結論を先に持ってくるので全員が理解しやすくなります。

また発言者も結論を決めてから発表するので思考が整理しやすくなります。

 

 

 

 とは言いつつ、発言のフォーマットを無視して発言する人も結構います。

「発言のフォーマットで言い直してください。」と伝えて直してくれる方は本当に素晴らしいのですが、

「普通に話させてください!」と言われることもちらほら。。

 

 いや、普通に話したら、すごい会議ではなく、今まで通りの会議なんですけど。。

そんな老舗のラーメン屋の店主ばりの頑なな態度を取る方には、「これは一種の訓練だと思ってください。」と伝えます。

 

一般的な会議の場での95%以上は、コメントの交換に使われています。

そんな会議を、提案が飛び交う会議に変えようとしているので、生半可なことではありません。

 しかしながら、慣れてこればこっちの方がずっとスピード感を持って会議が進みます。

違和感があるかもしれませんが、まずは騙されたと思って、提案のフォーマットで会議をしてみては?