好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

soon と immediately の違い

 記念すべきブログ48日目。

 

 本日はsoonとimmediatelyの違いに関して。

どちらも「すぐに」という意味合いで使われることの多い言葉です。

しかしながら、soonには「あまり時間が経たないうちに」という意味合いがある一方で、

immediatelyには、「間をおかずに」という意味合いで使われるので、

時間感覚が若干異なります。

(ここだけ読むと、まるで英語の授業です。)

 

この違いを意図すべき理由は、あなたもしくは周りの人が「すぐやります!」と言う人がいた時に価値が出ます。

 

 

 

私が以前あるプロジェクトを回していた時に、あるメンバーに「この資料の印刷お願い!」と依頼したことがあります。

依頼された子は、「すぐやります!」と言って移動しました。

 

しかしながら、一向に印刷物が上がって来ません。

私としては、焦っていたので、なるべく早くやって欲しかったのです。(この「なるべく早く」という表現を使う私自身にも問題がありました。)

気になって確認しに行くと、驚くべきことに、他の仕事をやってるじゃありませんか。

 

「印刷は?」と聞くと、「この仕事終わった後にすぐやります。」と力強く宣言。

当時、短気ボーイだった私は、「もう自分で行くね」と言って、資料を持って行ってしまいました。

 

 

「すぐにやります!」と言って、なかなかやらない人がいたら、soonの方で考えている可能性があります。

なので、次から「すぐにやります!」と言ったら、「いつまでにやりますか?」と質問するか、「直ちにやってください!」とimmediatelyの方で期待の合意をしてあげると良いでしょう。

 

 

 

ここからは憶測ですが、マルチタスクが得意な人には、immediatelyが強い人が多いです。

 

この記事で書かれている方も、当時からマルチタスクにimmediatelyの発想を持ち込んでいます。

公認会計士、バー経営、チームオーナー…12の顔を持つプロバスケットボール選手が複業をする理由 | BUSINESS INSIDER JAPAN

授業で宿題が出されると、直後の休み時間にできる限り終わらせるようにしていたという。習ったばかりのものにすぐに取りかかれば、労する時間は短くなるし、家に帰ってから頭を切り換えるのにも時間がかかってしまうからだ。ビジネス書で語られるような、時間の節約術だ。

 

今後、多動力のような脅威的なマルチタスク人間になろうとした場合には、immediatelyをいかに作れるか、その環境を整えると効果的かもしれません。