「〜する」と「〜したい」の違い
記念すべきブログ58日目。
5月に設立した学生向けのコーチング団体BRATの会員規約を作成しました。
職業柄、言葉に気をつかう私ですが、契約書や規約ほど言葉一言一言に敏感にならなければいけないものはないでしょう。
7月からBRATは月額会員制のサロンとして生まれ変わりますので、興味がある方はご連絡ください。
本題。
本日、そんなBRATの朝のミーティングで参加者の1名が自分のコミットに対して
「〜したいんですよね。」
と答えました。
私は
「『〜したい。』だと多分実現しないので、『〜する。』に変えるか、このコミットやめますか?」
と返しました。
そのコミットは初めに他人からのお願い(しかもその他人は私!)によって生まれたものだったので、気持ちが乗らないままだったんだろうと思います。
結局そのコミットは捨てて、新しいコミットを作る形になりました。
「〜したい」と「〜する」では大きく異なります。
「〜したい」は願望です。叶ったら嬉しい、と言ったものです。
「私痩せたいんだよね。」と言っている女の子はいつまでたっても痩せません。
(きっとあなたの周りにもそんな子がいるはず!)
痩せられればいいな、と言う願望なので、例えば「お菓子が食べたい」「運動したくない」と言う欲求の方が勝てば、そっちを優先させてしまうのです。
一方で、「〜する。」は宣言です。何が何でも叶えてやる、と言ったものです。
「痩せます。」と宣言することは、周囲への約束です。
たとえ欲求が何であろうと、どうにかして痩せることが求められてきます。
こういった強制力が、「〜する。」にはあるのです。
なので、「〜する。」と言う宣言には、なかなかどうして慎重になることが求められます。
というのも自分がやりたいもの、実現したいものでないコミットの場合、「〜する。」という強制力は結果的にあなたを苦しめることになるかもしれないからです。
コーチとして重要視しているのは、「なぜそれをしたいのか?」のwhy?を考えてもらうことです。
あなたの周りの女性は本当に痩せたいのでしょうか?
痩せるという行為に本当に関心があるのか?
それを手に入れたときにどんな景色が見えるのか?
「でぶ」という周囲からの自己へのレッテルが「やせたい。」と言わせてるだけということも結構あります。
そんなときには、コミットを引き出すよりも「ぽっちゃりのあなたも魅力的だよ。」 と承認してあげるほうが効果的かもしれません。
と言うわけで、本日は「でぶ」と「ぽっちゃり」のディスティンクションでした。