好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

言葉の裏側を意図して出す

すれ違い

すごい会議では、会議でのコーチング以外にも、

社長や幹部の方々と個別に話させていただくことがあります。

というのも、個別に話していくと「え?実はそんなこと考えてたんですか?!」とか「あー、この人はこの部分に苦手意識を感じてらっしゃるんだな」ということが分かるからです。

 

特によくあるのは、

「え?社長そんなこと考えてたんですか?!」

なんてこと。

例えば先日も、社員の方の1人は

「社長は人に責任を押し付けてばかりだ!」

と言う一方で、社長からは

「本当は全部僕自身の責任なんですよ。」

と仰っていたことがありました。

こういったことは色んな会社で起きています。

 

 

省略する

最近本当に思うのは、

人間は自分の考えや弱い部分を省略する生き物なんだな、と。

特に、弱いところはほとんど伝えることを避けますよね。

 

僕自身もそんな経験が最近ありました。

うちの会社の新潟旅行が明日からあるのですが、その旅行が最高の時間になるようにマネージする役割をすることが決まりました。

 

それから、時間をかけて色んな場所を調べたり、どんな演出だったら喜んでもらえそうか考えたりして、仮のプランを作成しました。

しかしながら、みんなから意見やアイディアもどんどん欲しかったため、「提案や質問をください!」とリクエストをして、その草案を全員に送ったんですね。

 

しかしながら、みんなからの反応は無し。

僕は時間をかけて作ったのにも関わらず反応がなかったので、「みんな旅行楽しみじゃないのかなぁ」なんて思いながら、ちょっとモチベーションを下げてました。

 

 

言葉の裏側

それから1週間ほど経ち、メンバーとご飯に行った時、旅行の話になりました。

僕は「旅行楽しみじゃない?」と聞くと、

みんなは「いや、すごく楽しみだよ!」と言うのです。

加えて、「薫が作ったプランはやっつけ仕事で作っている感じがした。」

と言うのです。

 

僕はこれだけすれ違いが起きていることに驚きました。

その上で、最初に企画を出した時に「みんな旅行楽しみにしてる?僕も手探りなので、どんなアプローチで進めると効果的かぜひ話したい。」

とリクエストしていれば、より最高の旅行プランがより早く作れたのではないかな、と感じました。

 

言葉の裏側にあるものは、それを意図して共有しようとしないと絶対に伝わりません。

本心や弱さも一切隠さない僕になります。