好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

どんな船に乗せるのか?

乗せる船は何か?

 

何の船に載せるか?という話。

 

今日、あるビジネスマンと話している時の話。

「僕、ファッションイベントで人々を感動させたいんですよね。」

「なるほどね。」

「どういう人をパートナーにすればいいんですかね?」

「それは、どういう船を作るかによると思うよ。」

「どういう船に載せるか?ですか?」

「うん。」

 

ビジネスを立ち上げる時に、パートナーはおそらく必要になってくるかと思うし、どんなパートナーかは事業を成功させる上でかなり重要になる。

 

そのためにも、乗せる船を間違えてはいけない。

船とは、ビジョンだ。

 

例えば、乗せる船が「企業の一イベントとしてのファッションイベントを作りたい」なのか、

東京ガールズコレクションを越えるようなファッションイベントを作りたい」なのかによって、

きっと乗り込んで来る人も変わるだろう。

 

 

一生砂糖水を売るか?

 

アップルの社長を探していたスティーブ・ジョブズが、当時ペプシコーラの社長を務めていたジョン・スカリー氏にこういった。

「残りの一生を砂糖水を売って過ごしたいですか、それとも世界を変えるチャンスを手にしたいですか」

 

ジョブズは彼が乗っている船の未来と、自分と一緒に乗れる船の未来を見せた上で、どちらに乗りたいか聞いたのだ。

 

あなただったら、どちらに乗りたくなるだろうか?

スカリーのどちらに乗り込んだかは言うまでもない。

何の船に乗せるのか?で、巻き込まれる人は変わる。

 

 

海賊王の仲間として相応しいか?

 

漫画ワンピースにおいて、ルフィは最初から「海賊王」を目指していた。

そして、仲間も、海賊王になるための仲間を集めていた。

彼はゾロを仲間に入れる時にこういった。

「いいねぇ。世界一の剣豪!

海賊王の仲間なら、それくらいなってもらわないと俺が困る。」

 

ルフィは直感で仲間を選んでいそうだが、ちゃんと漫画を読むと、何人かの仲間入りは断っている。

彼の直感的な判断は常に「こいつは海賊王の仲間として相応しいか?」なのだ。

だから、船に乗せる人も、それに相応しい人しか選んでいないのだ。

 

あなたは、どんな世界を実現したいのか?

そのために、どんな仲間を船に乗せるべきなのか?