好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

未来を起点にする

記念すべきブログ47日目。

先日、ある記事を読んで感動。

1000文字のブログがたった3分で書けると言う記事がありました。

その方法とはなんと、iphoneのマイク機能で音声入力をするというもの。

 

灯台下暗し。

そんな方法があったのか。。

これまで一個書くのに40分かかっていた私にブレイクスルーのチャンス到来です。

 

感動した私は、今日のブログ早速、音声入力で書いてみました。

 

かかった時間、なんと。。

 

 

40分!

 

変わっとらんやないかい!

 

 

 

本日は起点の話。

起点は出発点です。

例えば同じ質問をしていても、どの質問から始めるかによって出てくる答えが変わる時があります。

 

例えば、私たちすごい会議がお客様にインタビューするときに1番最初に聞くのは、

「今から10年後にどんな成果が手に入っていればあなたにとって最も価値がありますか?」

という質問です。

 

そしてその10年後の成果が手に入っているとしたら、今から3年後、そして1年後にはどんな成果が手に入っていれば大成功なのか?をヒアリングします。

 

 

 

もちろん10年後のゴールを聞かずに、最初から「1年後のゴールはなんですか?」と聞くこともできます。

しかしながら、「現在」を起点にして1年後のゴールを考えた時と、 「10年後」を起点にして1年後のゴールを考えた時では、同じ「1年後のゴール」でも出てくる答えが変わってきます。

 

先日あるお客様と話をしていた際に、この「未来」を起点にした質問をした結果、

「2020年までに上場したいので、来年までに今の目標の10倍やる必要がある。」

という答えが出てきました。

普通に「1年後のゴールはなんですか?」と聞いていたら、10分の1の目標が出ていたに違いありません。

 

 

 

どこを起点にするのかで、出てくる問題さえも変わってきます。
例えば「今」を起点にして考えると、目の前で起きてることが問題になります。

しかしながら、10年後、100年後を起点にして考えると、今目の前で起きていなくとも、今後起こりそうな問題が大きくなるわけです。

 

スティーブ・ジョブズが当時コカコーラのジョン・スカリー氏を引き抜くときに説得で述べた

「このまま一生、砂糖水を売り続けるのか?それとも世界を変えるチャンスを掴みたいか?」

という言葉。

当時の企業規模で考えれば、コカコーラのほうがずっと大きかったはずです。

まさしく安定企業。勝ち馬に乗っています。

 

しかしながら、ジョブズはスカリーに、「このままだと世界は変えられないぞ」と、起こりうる未来の問題を伝えるわけです。

これも「現在」ではなく「未来」を起点にして伝えたからこそ、スカリー氏は惹きつけられたのだと思います。

 

起点を変える、というのはとてもパワフルです。