なぜこの人と話をすると楽になるのか
今日は本の紹介。
以前、本の話題を紹介した時に引用した
「なぜこの人と話をすると楽になるのか?」
先輩から、「これ読んでもっと話し上手になろう」と紹介されたのですが、
話し口調で読みやすく、とてもいい本でした。
前半は、「そもそも会話とは?」っていうことなんですけど、
この本では「会話はゲームだ」っていう少々目を引く表現をされてます。
著者がラジオパーソナリティの人なので、
会話のテクニックを数々持っており、
彼に言わせれば会話は将棋の盤面ゲームと一緒だそうです。
確かに近いものをコーチングでも持っている気がします。
コーチングでもいくつか定番のパターンのようなものはありますし、
この後の会話の展開などをある程度予想して会話することもあります。
以前読んだナンパ術の本にもそれに近い類のことが書かれていました。
重要なのは、いくつ自分の中にそのパターンを持っているかと、
そのパターンをどれだけ速く、的確に出せるかということなんでしょうか。
後半は、結構テクニック的な話で、
こんなフレーズが使えるよ!ってものも載っています。
この著者が一番オススメしているのは「髪切った?」でした。
「髪切った?」は相手の話題を扱う手段としてはとても便利です。
僕も大抵、いつもと髪型が違う人に対しては、「髪きりましたか?」と聞いています。
相手が切っていなかったとしても、その分雰囲気が変わっている理由を中心に話ができるので、困ることはありません。
「髪切った?」は、少しでもそんな気がしたら使うようにしています。
というのも、このフレーズは、髪を切った時に言われないとむしろヘソを曲げられる可能性のあるフレーズです。
女性とか特にそうです。
僕自身も逆の立場を先日体験しました。
それまでは2ブロックに近い髪型だったんですけど、
一転、坊主に近い髪型にチャレンジしました。
久しぶりに会った友人にもちろん触れられるかと思いきや、
特に何も反応がなく、悲しい思いをしました。
誰しも髪切ったら一番に触れて欲しいと思うんでしょうね。
そのほかにも、「質問して相手に話させる」や
「自分をイジられてなんぼ」など、
会話を楽しむための考え方やテクニックがたくさん載っていました。
僕自身、一度ラジオに出たことがありますが、
その時も本当に会話するのが楽でした。
自然に言葉が出てくる感覚を生で味わいました。
きっとそんな会話の達人になれる本なんじゃないかなと思います。
実践大事ですね。