好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

問題の説明はしない

記念すべきブログ37日目。

本日は朝一で京都、午後から大阪のお客様のところに向かいました。

どちらも先輩コーチと一緒だったのですが、やはりまだまだ学ぶところが多いです。

 

同じことをやっているのに、「これは出来ないな」と思わされるのは何故なのでしょうか。

経験の差で補いきれないところはあれど、それ以外の今すぐにどうにかなる部分は、なるべく早く問題解決が重要そうです。

 

 

 

本日は、「問題の説明をする」話。

私はコーチとして、お客様に

「この問題はどのようにすれば解決しますか?」

と聞くことがよくあります。

 

しかしながら、その時に

「今こういう問題が起きていて、それがこういった事情から解決しないので〜〜」

と問題の説明を始める人がいます。

 私の質問は「どうすれば解決できますか?」なので、問題の説明ではなく、一言解決策を述べてもらえればいいのですが。。

 

問題の説明をすると、ミーティングの時間があっという間に終わります。
そして、終わったのに、特に何も決まってないということが起こります。
会議の場で作りたいものは、「問題がどれだけ大変かの共通認識」ではありません。
「問題を解決するためのアクション」です。

 

 

 

しかしながら、多くの人は問題の説明をします。
それが自分の行動を正当化する事に繋がるからかもしれません。

つまり、
「問題はこれだけあるんです。大変なんです。分かるでしょ?」

という言い訳を作れるからなのかもしれません。

 

でも、実は「出来ない理由に根拠なんかない」のです。

あなたが言ったその理由に基づけば、本当に全ての人が出来ないのでしょうか?

いいえ。そんなはずはありません。

あなたよりずっと厳しい環境からでも、問題を乗り越えた方はたくさんいるはずなんです。

 

 

 

もちろん、出来る理由にも根拠はありません。

しかしながら、未来は口から創られます。

あなたが問題の厳しさを説明をすれば、あなたにとってもそのチーム全員にとっても、それは解決不可能なものになります。

一方で、あなたが出来る理由を並べれば、それがチームや結果の現実化に繋がります。

 

出来ない理由にも、できる理由にも、根拠がないのであれば、
どちらで考えた方があなたやチームの未来は素晴らしいものへ加速するのでしょうか?