好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

雨そのものは好き

 

今日は朝からずっと雨が降っています。

天気予報によると、台風18号が来ているみたいです。

窓に叩きつけるような雨は、夜もずっと続きそうな勢いです。

 

先日、「雨」からあなたが思いつくものはなんですか?というものでブレインストーミングする機会がありました。

多くの人は、雨を通して「憂鬱」だったり、「ネガティブ」と言った言葉を出していました。

「雨」に対して陰鬱なイメージを持ちやすいのは、なぜなのでしょうか?

 

「雨」って言葉自体がネガティブな印象を持っているわけではありません。

例えば、子供だと、「雨」って聞くと喜ぶ子もいます。

ネガティブなイメージを持つのは、言葉自体ではなく、そこから連想されてくるものだと思います。

 

言葉から受ける印象は、人の過去の経験が起因します。

例えば、「同級生」と聞くと、ポジティブな印象を持つ人が多いと思いますが、

過去に同級生からいじめを受けていた経験がある人には、ネガティブな印象を起こします。

 

同じように、「雨」に対して抱くネガティブな印象はなんでしょうか。

「雨にいじめられていた」っていう人はいないと思います。

「雨」自体が何か悪さをすることは決してないはずです。

 

「雨」によってもたらされる過去の経験は、

「雨の中、会社に向かっている最中に雨水でスーツのズボンがビチョビチョになった。」

とか、

「カッパを着て家までダッシュしたら、汗で身体中がベトベトになった」

という記憶が思い出されるかもしれません。

 

この時っていうのは、「雨」そのものが気持ちを下げる経験を作り出しているわけでなく、

「雨の日に行動した経験」がネガティブな印象を生んでいます。

その点では、「同級生」に対してネガティブな印象を抱く場合とちょっと違うような感じがしますね。

 

ということは、雨によって起きた過去のネガティブな経験をそのままにしながら、

「雨」そのものにはポジティブに考えるなんてことが出来そうです。

例えば、家の中にいて、雨の音を聞きながら、youtubeで日本の田んぼの風景を撮影した動画を見ます。

そうすると、雨の経験はネガティブだけど、「あぁ、雨って僕たちのコメを作るためには欠かせないもんなんやな。」と感じます。

 

雨、少し見直しました。

そんなことを考えながら、北海道ななつぼしを炊いてます。

 

あ、炊き上がったみたい。

 

あ、おかず買ってこなきゃ。

 

・・・コンビニ行かなきゃ。

 

この雨の中行くのか。

 

あぁ〜、ちょっと憂鬱。