好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

サービスの成長ストーリー

今成功してる企業ストーリー

 

新規事業開発のために、様々な事業の歴史を調べている。

10年単位でサービスの成長を見てみると、意外な発見があって面白い。

 

例えば、Facebookだ。

この企業の成長ストーリーは本当にすごい。


2004年に、ザッカーバーグと数人の学生が、スタンフォード大学生のプロフィールページ専用として生みだしてから、
2010年には全世界で5億ユーザーを超えている。

 

もともとは、今みたいに自分のニュースを投稿するような機能はなかったというのだから驚きだ。
今やFacebookは世界中の人の交流の拠点になって、Facebook側もあらゆるコミュニティのプラットフォームを作ろうと活動している。

 

インスタグラムは、2010年6月にリリースされてから、3ヶ月で100万ユーザーを突破して、そこから怒涛の勢いで現在まで来ている。

インスタ映え」という言葉が流行ったのも、もはや数年前だ。


LINEだってリリースされたのは2011年の6月だから、まだ10年も経っていない。

それでも僕が大学生になった2014年にはすでにコミュニケーションの媒体はLINEだったし、

今ではビジネス上のコミュニケーションのやりとりでさえLINEがなければ困るようになった。

 

 

衰退するサービス

 

一方で、当時輝いていたのに衰退していった事業もある。

同じコミュニケーションプラットフォームでいうと、例えば、mixiだ。

 

2004年2月にサービスをリリースしてから、2010年ほどまでは当時の若者の間でmixiを知らない人などいないといっても過言ではないほど流行した。

一転、2013年には業績赤字に落ち込み、今やmixiサービスを使っているという人は周りに1人も聞かない。

 

mixiも今はモンスターストライクで事業をかなり戻してはいるが、パズドラでさえ数年前のような熱気はなくなり、ニコニコ動画も落ち目になっている。

モンストだっていつまで持つか分からない。

 

あらゆるサービスが上がり下がりし、明日には何のサービスが残っているか分からない。

もしかしたら、Facebookでさえ、5年後にはもうなくなっているのかもしれない。

 

サービスを作るべき時のキーとなるものは何なのか?

前提として、僕は、成功するかどうかよりも、「何を世界に伝えたいか?」で作るべきだと思っている。

その時のキーというものは、執念。ただこれだけであろう。