好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

多言語話者との出会い

多言語話せる人。その数なんと・・・

 

桃太郎を250言語で翻訳したら面白いんじゃないか?

そんな話を知り合いの方にたくさんしていたら、色々な方から多言語話者を何人かご紹介していただいた。

 

本日お会いした方は、その中でも一番話せる言語数が多かった。

 

その数なんと、、27言語!

 

5,6言語が話せるだけでも、すごい人だと思っていたが、27言語は桁違いだ。

そんな方とのお話は、桁違いに面白かった。

 

 

50歳で50言語話者!

 

まず、何より、世の中には27言語も話せる人がいるというのが衝撃。
ただ、彼がいうには、毎年10月に世界多言語大会というのが開かれており、
そこで出会った人の中には、50歳で50言語話せる人もいたらしい。


世界、広すぎるぜ。。

 

ただ、特に部族などの言語は英語やフランス語よりもずっと簡単で、単語数も500くらいしかないところもあるらしい。

というのも、彼らには「真理」とか「哲学」といった概念的な言葉はほとんどなく、生きるために必要な実利的な言葉だけで成り立っているので、単語数も500ほどで充分なのだという。

 

だとしても、10言語越えるのは凄すぎるけど。。

 

 

聖書の翻訳数


言語を通した文化を伝える上で、桃太郎を250言語で翻訳したい、という話をしたところ、
まずは聖書から入ってみるといいと助言を受けた。


みなさん、聖書って、どれくらい販売されているかご存知でしょうか?
なんと世界中での発行部数、50億冊以上!
100万部以上売れたら「すごい!」ってなる時代に、桁数が7も違うというのは、異常だ。。
さすが、聖書。


翻訳数も著しく、3000言語以上で翻訳されているらしい。
世界中の全言語が7000ほどで、100万人以上が使っている言語が250言語ほどなのだが、3000言語ということはかなりニッチな言語まで翻訳されているということになる。

 

聖書は、わざわざ本屋で買わなくても、ネットで無料で手に入れることができる。

また、聖書の映画も1600言語以上で翻訳されているので、読むのが嫌いな人はそちらの方から入るのもオススメだ。

 

僕がお会いした方は中国人だが、日本語を学んだきっかけは「ドラゴンクエスト」だった。

当時は、今みたいにすぐに翻訳もされなかったので、日本語を必死に学んでゲームをしたらしい。

そこから25言語まで覚えて、それを仕事にもしているので、まさに言語を覚えるのも「好奇心」が高じることが強い原動力だろう。