好奇心の記録

「言葉」をデザインする西澤薫の、日々の気づき。

死の瞬間0.01秒まで生き切る

寿命カウンター

 

「i Life Timer」というアプリがすごく刺激的。


自分の生年月日と、居住国、性別を指定すると、
その国の平均寿命をもとに、
自分が死ぬまであとどれくらいかをカウントダウンしてくれるアプリだ。


僕の場合は、1993年に生まれて現在25歳。
日本の男性の現在の平均寿命が79歳なので、
残り53年がカウントダウンされていく。


しかも、このカウンター、
コンマ100分の1秒までカウントするせいで、
自分の寿命がリアルにすごいスピードで減っているのを感じて、焦りドキドキする。

ぜひ、ダウンロードしてみてほしい。

 

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生き切っていく


こうしてリアルに見せられると、
自分の寿命が有限であることを改めて実感する。


もし本当に79歳が僕の寿命だとしたら、
僕はあと53回新年を祝ったら死ぬのだ。
僕はあと53回誕生日を祝ったら死ぬのだ。

 

そしてこれはあくまでも希望的観測だ。

僕はもしかしたら明日死ぬかもしれない。

生きることは保障されておらず、常に生と死は隣り合わせだ。

 

だからこそ、僕らの生は輝く。

多くの人がその生命をもって、より多くのこと、より偉大なことを成すために必死に頭を使い、足を動かしている。

僕はそんな「生き切っている人たち」を、本当にリスペクトしている。

 

 

どれだけ決めたか

 

最近、そんな「生き切っている人たち」に共通することがあると気づいた。

「生き切っている人たち」は、本当に意思決定が早いし、多い。

多くの人が1個決める間に、そうした人たちは100個決めている。


意思決定の質が必ずしも高いわけではない。
「何に決めたか」よりも、「どれだけ決めたか」に重きを置いているように感じる。

 

尊敬する経営者の方が言っていた。

「みんな、曖昧にするのが得意で、決めるのが苦手です。でも、どんどんどんどん決めていくと、幸せになれるんです。」

 

死の期日を決めると、カウントダウンが始まる。

1分1秒が過ぎていくのを感じて、ピリピリする。

そうして、気づく。

 

自分がなんとなしに過ごしていた時間は、

誰かのために使わせていた時間は、

誰のものでもなく、自分のものだったと。

 

もうコントロールされない。

僕の生命を持って、僕のために全力でこの命を使ってやるんだ。

あぁ、僕は生きてる。

今、生き切っているんだ。